初盆の準備~祭壇・精霊棚・提灯・法要~

初盆 準備

初盆って何をするのでしょうか?
分かっていなければ、準備もできませんし、初盆に必要なものを揃えることもできません。

初盆といっても、地域によって違いますし、宗派によっても違います。
もちろん、各ご家庭のやり方もありますので、一番いいのは親戚の方に聞きながら準備することです。

初盆の準備の一例をあげておきますので、参考にされてください。

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初盆の祭壇の準備

祭壇を設置するか、仏壇でするかを決めます。
初盆には必ず祭壇が必要、というわけではありません。
仏壇の方が正式なので、初盆は仏壇でお迎えすればいいのです。

では、どうして初盆に祭壇を飾るのかというと、たくさんの方が初盆参りに見えられるので、お参りしやすいスペースを確保するためや「祭壇は飾るもの」という習慣がある地域もあります。

祭壇を葬儀社などから借りる場合は、お飾りする部屋の大きさ(幅・奥行・高さ)を前もって計ってから、相談するようにしましょう。

お供え物が多くなりそうな時には、お供え物机を用意しておくといいですね。
脚の部分が折り畳めるものなら、使わない時に収納しておけるので便利です。

初盆の精霊棚や盆棚の準備

精霊棚や盆棚とは、お盆のときに特別に作られる棚のことで、まこものゴザを敷いた上に、位牌を中央に飾り、そうめんや果物や故人の好きな物をお供えします。
ほおずきや粟などを吊るしたり、茄子と胡瓜で牛と馬を作る精霊馬を供えます。

昔は縁側に机を置きゴザを掛けて竹を正面に立てるなどしていましたが、今は縁側もない家が多く、マンションなどでスペースがとれない場合もありますよね。
そのような時は、無理に精霊棚を作らなくても構いません。
仏壇の前に小さな机を置いたり、仏壇をそのまま利用するなど自分で出来る方法でいいですよ。

最近は初盆セットなども売られています。


盆提灯 盆ちょうちん お盆提灯 一対『初盆・新盆セット

初盆の盆提灯の準備

盆提灯は、お盆にご先祖さまや故人の霊が迷わないで帰ってくるための目印です。
大きく分けて上から吊るすタイプと下に置くタイプの2種類がありどちらも同じ意味です。

盆提灯の数はお部屋の大きさなどに合わせて、1対でも1つでも構いません。

大がかりにする場合は、電気の使用量の確認をしておくことも大切です。
祭壇や盆提灯のほかに、たくさんの人が集まりますのでエアコンや扇風機などの使用量が多くなることが考えられます。
念のためチェックしておきましょう。

初盆 提灯

初盆法要の準備

お寺へ連絡し法事の日程を決めます。

参列者にお寺さんがいらっしゃる初盆の法事の日時を連絡します。
仕事上などのお付き合いの方はへ往復葉書で案内状を出して出欠を確認します。
親戚や友人などへは、電話連絡でかまいません。

初盆の食事(おとき)をする場合は、自宅でするのか、レストランでするのかなど場所を決めておきます。

お参りに来ていただいた方への引き物を準備し、法要の帰りに手渡します。
引き出物の相場は、2,000円~3,000円です。

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初盆参りの方への準備

初盆法要とは別に、初盆にお参りに来て下さる方もいらっしゃいます。
お供えやご仏前をいただく場合が多いので、初盆のお返しの品物を準備します。

何人お見えになるのか人数が分かりませんので、残った初盆のお返しを引き取ってもらえる葬儀社やギフトショップなどを選ぶといいですよ。

忘れがちですが、お参りしていただいた方へのお茶やお菓子なども準備しておきましょう。

湯のみやグラス、座布団なども忘れないように準備しておき、多くの方がお参りに見えられるので、ろうそくや線香もいつもより多めに準備しましょう。

湯のみやグラス、座布団なども忘れないように準備しておき、玄関もたくさんの靴が並ぶことが予想されますので、事前に片付けておくことも大切ですね。

まとめ

初盆の祭壇・精霊棚・提灯・法要の準備についてご紹介しました。

故人に対して、多くの事をしてあげたいのはやまやまですが、やはり家庭の事情というものもあります。

初盆もこうでなければいけないと形式にしばられることなく、自分のできる範囲で行えばいいのではないでしょうか。

一番大事なのは、御先祖様をお盆にお迎えするんだという気持ちなのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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