花瓶の花がすぐ枯れる原因と長持ちさせる方法

花瓶の花 すぐ枯れる

お花が部屋にあると明るく華やかな雰囲気にしてくれますよね。
せっかく飾るお花ですから少しでも長く日持ちさせたいものです。
ところが、花瓶の花ってすぐ枯れてしまうことがあるんですよ。
これは世話の仕方が悪いからなんでしょうけど、がっかりしてしまいますよね。
実際どのようなことをしたら花瓶の花が長持ちしてくれるのか花を長持ちさせる方法を ご紹介します。

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花瓶の花がすぐ枯れる原因

花瓶の花がすぐ枯れてしまうのは、老化現象または吸水不足が原因で起こります。

老化と言うとなんなんですが、花の命は短い、という言葉もあるように、花は咲いてしまうと寿命はそんなに長いものではありません。
切り花にしてしまうと、より短くなってしまいます。
花の種類や飾っている場所によっても違うのですが、一週間から10日と言ったところが目安ではないでしょうか。

花瓶に飾る花は切り花ですよね。
切り花は、茎の中を通っている導管と言う管から水を吸い上げて生きています。
花を切ったきり取った時、 その切り口から細菌が入ってしまって導管が詰まってしまうことがあります。
導管が詰まってしまうと、水の通りを悪くなってしまうんですよね。
水の通りが悪くなると、水を吸い上げられなくなってしまいます。
葉からは水分が蒸発していますので、 水を吸い上げられなくなってしまうと水が足りなくなって枯れてしまいます。

いただいたり、買ってきた切り花は、花瓶に飾る前に「切り戻し」か「水切り」をしましょう。
どちらも細菌などが付着した茎の端を、水が吸い上げやすいようにするために行います。

「切り戻し」とは、切り花の茎の端をハサミなどで斜めに切り落とすこと。
「水切り」とは、ためた水の中で切り花の茎の端をハサミなどで斜めに切り落とすこと。

「切り戻し」や「水切り」をする時に使うハサミは、清潔で切れ味の良いものにしましょう。
切れ味が良くないと導管を潰してしまって、吸水がうまくできなくなってしまいます。
斜めに切るのは、切り口の断面を広くして水を吸いやすくすることと、茎の端が花瓶の底にくっついてしまって吸水できなくならないようにする目的があります。

「切り戻し」と「水切り」どちらがいいのか、というと、「水切り」はためた水を用意しなくてはいけないとというひと手間ありますので、最低限「切り戻し」しましょうということですね。
導管に空気が入らない方が良い花の種類や品種は「水切り」の効果は大きいので、購入するときにお店の方に聞いてみるといいです。
よくわからない場合は、とりあえず「切り戻し」をしておきましょう

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花瓶の花は水換えが第一!

花瓶の花が枯れてしまうのは、切り花の切り口から細菌が入ってしまうことが原因ですよね。
花瓶の中の水をきれいにすることが大切なのです。

一番簡単なのは、 花瓶の花水換えをこまめにすることです。
夏場などは1日で水が濁ってしまいます。
花瓶の水を見て濁り始めたなと思ったらすぐに水換えはしましょう。

水が綺麗なのか濁っているのかが分かりやすいのは、ガラスの花瓶ですね。
花瓶は、内側の奥までしっかりきれいに洗いましょう。

花瓶の花 長持ち 方法

切り花にたくさん葉が付いていると、葉から水分が蒸発して吸水が促進され花瓶の水が減りやすくなり、水揚げも悪くなります。
飾ったときに美しく見える葉以外は取り除いてしまいましょう。
切り花の下の方の葉は水に浸かりやすく、水に濡れてしまうと葉は腐ってしまうので、取り除いてしまいましょう。

水に浸かっている茎の部分も滑りが出てくることがあり、滑りが出てきた場合は指でしごくようにして取るか、場合によっては切り落としましょう。
どちらも花瓶の中の水を清潔にするため大切です。

花瓶の花を置く場所も大切で、ストーブなどの暖房器具のそばは暖かいので水温が上がってしまいます。
水温が上がるということは細菌が増殖して水を腐らせる原因になってしまうんですね。
また、直射日光が当たるところも同様に気温が上がってしまいますので気をつけましょう。

エアコンの吹き出し口のそばは、乾燥してしまうので避けましょう。

なるべく風が吹かず涼しいところに置いてあげるのが一番ですね。

花瓶の花を長持ちさせる方法

切り花には咲きそうもない固くて小さな蕾がついていることがあります。
咲きそうな蕾にも咲かなさそうな蕾にも、同様に栄養が振り分けられてしまうんですよね。
綺麗な花を咲かせたいなら、小さな蕾を取り除きましょう。

枯れた花や葉っぱをそのままにしているとエチレンガスという老化ホルモンが出てしまうので、花が咲くことから実をつける作業に移っていきます。
花を楽しみたいなら、枯れた部分は早めに取り除きましょう。

花束をいただいたりすると、延命剤がついて来ることがありますよね。
延命剤は、糖分や抗菌剤、界面活性剤などの成分が入っていて、切花を長持ちさせてくれます。

なぜ延命剤に糖分が入っているのだろうって疑問に思いませんか?
実は、 花を咲かせるというのはとても体力(?)がいるもので、その栄養の素として糖分が入っているんですよ。

切り花を長持ちさせる裏技としてよく紹介されているものの中に、砂糖や炭酸水があるのは花を咲かせる栄養の素となるからですね。

同じように裏技として紹介されているものの中に、漂白剤やお酢、 10円玉があるのは細菌を抑制してくれるからなんですね。

うまくいっている方がいらっしゃるから紹介されてると思うので、色々試してみるといいと思いますが、やはり基本は水換えをこまめにすることだと思います。

まとめ

花瓶の花がすぐ枯れてしまうのは、老化現象か吸水不足が原因です。
枯れた部分をすぐ取り除くことで老化を遅くすることができます。
花瓶の水の細菌をなくすことで吸水しやすくなりますので、水換えをすることで水を清潔に保つといいですね。

花瓶に花を飾る際には、まず「切り戻し」して花を活け、水をこまめに取り替えることできれいな花を長持ちさせて、長く楽しみたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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