湯たんぽで低温やけどの原因と処置や予防法

湯たんぽ 低温やけど

朝目覚めたら、足に水ぶくれができてた!
これって湯たんぽが足に触れたまま寝ていいて低温やけどしてしまったんですね。
湯たんぽで低温やけどになる原因や低温やけどしてしまった場合、まずどんな処置をしたいいのでしょうか。
やけどしないようにするための予防法もご紹介しますね。

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湯たんぽで低温やけどになる原因

湯たんぽで低温やけどしてしまう原因は、熱っ!と一発で熱を感じるような熱さではなく、体温より少し高いくらいの心地よく感じる程度の暖かさの温度でおこります。

熱ければ手や足を引っ込めますけど、気持ちいいので同じ場所についつい湯たんぽを置いてしまいがちで、長時間にわたって皮膚に接しているとやけどをすることがあるのです。
また、感覚が麻痺してしまって、熱さや痛みに気が付かなくて低温やけどしてしまうこともあるんですよね。

接触している場所の温度が44℃であれば約6時間で低温やけどが起きてしまいます。
低温とはいっても、組織を壊すには十分な温度なんですし、6時間なら寝ている間に低温やけどしてしまう可能性があるんですね。

低温やけどを起こしやすい部位は、かかと、くるぶし、すねなどです。
足って、皮膚のすぐ下に骨がありますよね。
からだの熱が分散しにくいいので冷却されにくく、低温やけどになりやすいのです。
湯たんぽは足に触れるものなので、気を付けないといけないですね。

やけどは、深さによって1~3度に分けられます。

第1度: ヒリヒリとした痛みと、うっすらとした赤みがあります。
第2度: 強い痛みや赤み、水ぶくれになります。
第3度: 皮膚が黒く焦げていたり、白っぽくなっています。

低温やけどは、百円玉位の大きさの場合が多いのですが、深く損傷していることがあるので治療が1か月以上の長期間掛かることがあります。
熱さや痛みを感じなくても、皮膚の奥まって進行してしまうことがあるので注意が必要です。

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湯たんぽで低温やけどした時の応急処置方法

ちょっとヒリヒリするな、とか、赤みを帯びているといった症状が出ている時は患部を流水などで10分~20分冷やします。
見た目かわりなくても、なんとなく気になるときはとりあえず冷やしてみるといいですよ。

これで収まるのならいいですけど、自己判断ではなかなか低温やけどはわかりずらいもので、最初は大したことがないように見えても、時間が経つと皮膚の内部や皮下脂肪等が壊死し、重傷になってしまうこともあります。
赤く腫れたり水ぶくれができたり、激しい痛みがあったら、皮膚科を受診しましょう。
数日して何かおかしいと思ったら、すぐにお医者さんに行った方がいいです。

高齢の方や小さな子ども、糖尿病の方は、軽症か重症か分からなくても、医療機関を受診するようにしましょう。

水ぶくれになった場合は、雑菌が入ってしまう恐れがあるので決して潰さないでください。
もし水ぶくれが破れてしまったら、中の汁は出して膜は貼り付けておきましょう。

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湯たんぽでの低温やけどの予防法

まず、湯たんぽに異常がないか確かめてから使うようにしましょう。
お湯を注いでいるときにお湯漏れでやけどすることが多いので必ずチェックしてくださいね。

湯たんぽは寝る前に布団に入れて温め、寝る時は布団から出すように心がけましょう。

からだの同じ位置に触れ続けないよう、一定時間ごとに位置を変えましょう。
湯たんぽを厚手のタオルや布で包むと触れる温度が下がるので、低温やけどしずらくなります。

まとめ

湯たんぽは使い方を守れば、ホカホカして気持ちいいものです。
低温やけどは怖いですが、ちゃんと予防すれば大丈夫。
寒い冬を安全に温かくすごしてくださいね。

もしも、もしも、低温やけどしてしまった場合は、応急処置の後、皮膚科を受診しましょうね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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