ニュースを見ていると事件や事故の報道で、心肺停止や死亡といった表現をされることがありますよね。
一見すると心肺停止も死亡も同じような意味に思えてしまうのですが、あえて別々に使っているところを見ると違いがあるのでしょうね。
心肺停止とはどういう状態を指すのか、死亡との違いを始め、心停止と呼吸停止はどちらが先なのかとか、心肺停止で助かる確率などを解説しますね。
心肺停止とは どういう状態なのか
心肺停止とは、どういう状態なのかと言うと、心臓も呼吸も止まってしまって意識がなくなっている状態です。
心肺停止は、まだ蘇生の可能性が残っている状態なので死亡ではないんですね。
心臓の呼吸も止まっているんなら死んでしまっているのではないかと思ってしまうのですが、死亡は瞳孔に光を当てても開いたままの状態になっているかどうかを確認しなければいけません。
この死亡と言いう診断は、 お医者さんでしかできないんですよ。
事件や事故の場合、正直なくなってしまってるのではないかという状況でも心肺停止という表現をしてることが多いですよね。
それは見つけた方が お医者さんではない場合は、例え警察とか救急隊の方だとしてもあくまでも心肺停止までで、医師が診断して初めて死亡とみなされるんですね。
心停止と呼吸停止はどちらが先なのか
心停止と呼吸停止は、どちらが先におこるのかというと、呼吸が止まって心臓が止まる場合が多いです。
亡くなる少し前までは呼吸が早く、 亡くなる直前に急にゆっくりとした呼吸に変わります。
数回繰り返した後呼吸が停止します。
呼吸が止まると、 亡くなったと思いますよね。
実は、この時でも心臓はかすかに動いているんですよ。
この状態でうまく肺に酸素が送れれば、助かることもあるのですが、
酸素が送れなければ心臓が止まり、医師がなくなったと判断します。
心肺停止したら助かる確率はどれくらい?
心肺停止後、 蘇生が2分以内に行われた場合、助かる確率は90%程度です。
これが4分 になると 救命確率が50%、5分になると25%まで 下がります。
心肺停止された方は意識がないわけですから、近くにいる人間の対応で助かる確率が変わると言っても過言ではないと思います。
心臓マッサージや AED の知識がある方は即座に実行するのが一番ですね。
ただ、知識のある方って正直少ないと思うんですよね。
そんな私のような人でもできる対応は「119番に電話すること」です。
消防局が火事か救急かを聞いてくるので「救急車をお願いします」と答えましょう・。
住所の番地やマンション名などしっかり答え、近くに目印になるものがあればそれも伝えましょう。
症状も聞かれるので「呼吸をしていない」などその時の症状を落ち着いて伝えましょうね。
その後は、消防の方の指示に従いましょう。
まとめ
心肺停止とは、どういう状態なのかと言うと心臓も呼吸も止まってしまって意識がなくなっている状態です。
心停止と呼吸停止は、どちらが先におこるのかというと、呼吸が止まって心臓が止まる場合が多いです。
心肺停止したら助かる確率は、5分になると25%まで下がります。
すぐに119番に電話して、心肺蘇生にとりかかりましょう。
心肺停止は時間との闘いなんですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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