電力が2022年冬は足りない?政府の補助や節電で家庭でできること

2022年の冬の電力需給が厳しい状況が続いていることから、政府の節電要請が12月1日から始まりました。
節電要請は12月1日から2023年3月までの4カ月間で、無理のない範囲での節電を政府は呼び掛けています。
全国規模での節電要請は2015年以来7年ぶりで、数値目標などは設けていませんが、無理のない範囲での節電要請。
物価もどんどん上がるなか、いままでも節電はしていますが、さらに無理のない範囲での節電をもう一押しできることを探ってみます。

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電力が2022年冬は足りない?

2022年の冬の最新の電力需給の見通しは、供給の余力を示す予備率が安定供給に必要な3%を全国で上回っています。  

ただ、ここ数年の厳しい寒さにより電力需要が想定を上回っていることや、ロシアからの燃料調達に懸念があります。

この冬の気象庁発表の東日本・西日本の平均気温は「平年並みか低い」寒いということですよね。
急激な気温低下が起こると、電力需要が増え、電力が逼迫することも考えられます。

また発電所のトラブルなどが起きれば、電力が不足する可能性があります。

太陽光発電は夏は望めますが、大雪に見舞われると太陽光発電は厳しいので冬は厳しいです。

安定供給に必要な3%という数字。
なぜ3%なのかというと、電気は貯蔵できないため、常に需要に合わせて供給を調整しますが、ある程度ゆとりを持たせておかないと突発的な事故や災害が起きてしまったとき需要と供給のバランスが保てなくなります。
電力の需要は一定時間の平均値に対して3%程度の上振れ・下振れがあるからなのです。

電力に関して政府の補助がある

燃料費の高騰を受けて、2023年4月以降の電気料金の値上げを東北電力・中国電力・四国電力・沖縄電力の4社が申請しています。
ほかの電力会社も値上げを申請するとみられています。

政府の支援策として2023年1月~8月の家庭向け電気料金が1kWhあたり7円、
9月は3.5円の補助がでます。

東北電力でシュミレーションしてみます。

一般家庭で月260kWhの電気を利用した場合、現在は8565円。

2023年1月~3月は、本来8565円のところ
1kWhあたり7円の補助で1820円が補助され6745円と軽減されます。

2023年4月に値上げが実施され
8565円+値上げ分2717円で11282円、
8月まで1820円の補助が適用されるので9462円の負担となります。
9月は補助が半額になるので10372円。

10月からは補助がなくなるので11282円。

一年後は厳しい現実が待っていますね。

節電をもう一押し!家庭でできること

普段の生活スタイルを見直すことで、もう一押し!家庭でできることがあります。

エアコンで節電

エアコンは30分以内であればつけたままでいいです。
設定温度を1度下げると年間1650円安くなります。
湿度を10%あげると体感温度が1度アップします。ぬれタオルを干すといいですね。
フィルターが目詰まりしていると電力が6%増となるので、2週間に一度はフィルター掃除をするようにしましょう。

冷蔵庫で節電

冷蔵庫は冷気の吹き出し口を食べ物で塞がないようにしましょう。
庫内は上段より下段の方が温度が低いので、生ものは下の方に置くといいですね。
温かいものは冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

冷蔵庫のまわりに隙間をつくること大切です。
冷蔵庫は中を冷やすために外側に放熱をしています。
冷蔵庫は側面と上部に放熱板があるものが多いので、背面はぴったりつけても大丈夫ですが、側面と上部は隙間をあけておきましょう。
どうしても上に置きたい場合は冷蔵庫の上にすのこをおいてその上にものを置くようにするといいですよ。

冷蔵庫のまわりの隙間の幅は、メーカーによって開ける幅がちがうので取扱説明書で確認してくださいね。

一人暮らし用の小さい冷蔵庫は、上に放熱板がないのでものをおいてもかまいません。

掃除機で節電

掃除の前には、まず部屋を片付けましょう。

掃除機は、フローリングやたたみは「弱」、カーペットは「強」

「強」は消費電力が多いので、「弱」でいいところは弱にするといいですね。
おすすめは自動モード。
無い場合はちょっと面倒ですが、自分で切り替えましょう。

まとめ

電力が2022年冬は、厳しい寒さや燃料調達が不安定になり、足りない状況になるかもしれません。

日が落ちる前にカーテンを閉めたり、電気のスイッチをこまめに切ったり、洗濯物をまとめて洗うことで回数を減らしたり、と無理のない範囲で節電に心がけましょう。

あまりがっちりやって風邪を引いては元も子もありませんし、家族関係がギクシャクしてもいけません。
政府も無理のない範囲といわれてますので、できる範囲で節電していきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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