毎年聞いているのによくわかっていない除夜の鐘。
除夜の鐘とはなんなのか、由来を知っていますか?
除夜の鐘の由来
そもそも除夜とは何ぞやと言うお話ですが、
除夜とは、古い年を除いて新年を迎える夜のことで、
一晩中起きて新年を迎える風習があったので、
夜がない、除夜と言われました。
深夜0時をはさんでつく鐘を除夜の鐘といい、
除夜の鐘の音を聞くことで、
この1年の罪を懺悔し、人の心にある煩悩を祓い、
清らかな心 で新しい年を迎えます。
除夜の鐘を108回つく意味は?
人には108つ煩悩があるといわれ、
その煩悩を祓うために108回除夜の鐘をつきます。
煩悩とは、人の心の乱れ・汚れのことを指し、
自分では捨てがたい感情や感覚です。
108回である理由は諸説あるのですが、
そのひとつをご紹介します。
それぞれに好(気持ちがよい)悪(いやだ)平(何も感じない)の3種類あるので、
6×3=18
六塵といわれる心を汚し煩悩を起こさせる
色・声・香・味・触・法の六境には、
それぞれに苦(苦しい)楽(楽しい)捨(どちらでもない)の3種類あるので、
6×3=18
これを合わせると36
過去・現在・未来の三世で、36×3=108となります。
除夜の鐘はなん時から?
除夜の鐘は深夜0時をはさんでつくのはわかるのですが、
テレビで年越しを見ていると、0時より少し前からついていますよね。
実際なん時からつくのでしょうか?
これはお寺によってまちまちなんですよね。
30分前からだったり15分前からだったり。
参加される方の人数によって違うのかな、と思ったりしてます。
子どもの頃に除夜の鐘をつきに行っていたお寺は、
田舎だったせいもあって人が多くなく、
列が途切れると「もう一回ついていいよ」って言われてました。
ちなみに、人数を限定しないお寺では、
つく回数も108回とは限ってないようですよ。
まとめ
煩悩を除くということは、心を清らかにしてくれるんですよね。
除夜の鐘をついて、清らかな心で新らしい年を迎えましょう。
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