正月飾りは、年神様をお迎えするためのものです。
門松・鏡餅・しめ飾りの由来を知って、日本の伝統行事の意味を理解しましょう。
正月飾り 門松の由来
正月飾りの門松は、古くは家の近くの高い木を目指して降りてくると考えられていて、
山から松をとってきて、門に飾るようになったことに由来とされています。
門松は、年神様のいわば目印で、
家の入口に飾って、年神様に迷わずいらしてくださいという意味があります。
一般的な門松は、松竹梅からなりますが、根のついた松の枝を半紙で包み、
紅白の水引をかけたようなものでも大丈夫です。
正月飾り 鏡餅の由来
正月飾り 鏡餅は、餅が銅鏡にように丸い形をしていることに由来します。
鏡は、魂を表す神器なので、
神様に供えた餅を食べると新しい生命力が授けられるとされています。
大小2つの重ね餅なのは、月と日、隠と陽という考え方で、
福徳が重なるので縁起がいいと言われています。
正月飾り しめ飾りの由来
正月飾り しめ飾りは、
「太陽の神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れてしまい、
岩を引き明けた時に、再び天照大神が岩屋に逃げ込まないようにと、
岩戸を『しりくめ縄』を引きめぐらした」という
神話が由来だと言われています。
しめ飾りは、自分の家が年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所
であるということを表しています。
まとめ
正月は、新しい年に幸福と平安をもたらしてくださる年神様をお迎えし、
祝うための日本の行事です。
だんだん正月飾りも少なくなってきましたが、
正月飾り 門松・鏡餅・しめ飾りの由来を理解すると
ご先祖さまがなにを大切にしなにを願っていたのかを
知るきっかけになるのではないでしょうか。
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