十五夜と中秋の名月の違いとは何なんでしょう。
実は十五夜は満月とは限らないってご存知ですか?
月の呼び方もご紹介します。
十五夜と中秋の名月の違いとは
十五夜と中秋の名月って同じように思うのですが、
ちょっとした違いがあります。
十五夜は旧暦の15日のことなので、毎月十五夜があります。
中秋の名月は旧暦8月15日のことなので、年に一度です。
中秋の名月は十五夜ですが、
十五夜=中秋の名月と決めつけてはいけないのです。
十五夜は満月とは限らない
十五夜というと満月のようですが、満月とは限らないのです。
新月から満月までにかかる日にちが15日なら問題がないのですが、
新月から満月までは約14.8日で、暦と少しズレるんですよね。
また、地球を巡る月の軌道が少しゆがんだ楕円形のこともあって、
14.8日よりさらにズレてしまうのです。
以上のような理由から、
十五夜が満月になるとは限らないのです。
月齢による月の名前の呼び名
月は日毎に満ち欠けして、
だいたい29.5日前後で一周します。
日々月の見え方の変化を月齢といいますが、
月齢は数字ですので、なんだか味気ないですよね。
日本には月齢による素敵な月の名前の呼び名があります。
月齢0: 新月(しんげつ)
月齢1: 繊月(せんげつ)
月齢2:三日月(みかづき)
月齢6:上弦の月(じょうげんのつき)
月齢9:十日夜(とおかんや)旧暦の十月十日に行われている収穫祭。
月齢12:十三夜月(じゅうさんやづき)
月齢13:小望月(こもちづき)・十四日月(じゅうよっかづき)
月齢14:満月(まんげつ)・十五夜(じゅうごや)・望月(もちづき)・三五の月(さんごのつき)・仲秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)・芋名月(いもめいげつ)・望(ぼう)
月齢15:十六夜(いざよい)
月齢16:立待月(たちまちづき)
月齢17:居待月(いまちづき)
月齢18:寝待月(ねまちづき)・臥待月(ふしまちづき)
月齢19:更待月(ふけまちづき)・亥中の月(いなかのつき)
月齢22:下弦の月(かげんのつき)・二十三夜月(にじゅうさんやづき)
月齢25:有明月(ありあけづき)
月齢29:三十日月(みそかづき)
昔の人は、月にいろいろな名前をつけて、
風流に楽しんでいたんですね。
まとめ
十五夜と中秋の名月の違いがわかりました。
十五夜は満月とは限らないんですね。
夜空を見上げて月を見た時に、
昔の方が名付けた月の呼び方で呼んだなら、
とっても風流なお月見が楽しめそうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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