月見の文化は海外にもあるのでしょうか?
あるとすれば、どんな国で、どんな行事があるのか、
ご紹介しますね。
月見の文化は海外にもあるの?
お月見は、中国の「中秋節」が日本に平安時代に伝わったものです。
中秋節は、香港や台湾、シンガポールなどアジアに広がっている行事なんですね。
ちなみに、日本でも行われている地域がありますよ。
中国のお月見 中秋節
中国では旧暦の8月15日に「中秋節」を行います。
中秋節は春節、元宵節、端午節と並ぶ代表的な祭日です。
中国の中秋節は、丸い月と家族円満をかけていて、
遠く離れた家族もそろって食事をし、
月餅を食べながら、家族の団欒のを祝う祭日です。
月餅は、餡や栗、胡桃や卵黄などを入れて作る焼き菓子で、
家族でも食べますが、月餅をプレゼントしあう習慣もあるそうです。
台湾のお月見 中秋節
台湾は旧暦の8月15日に「中秋節」を行います。
中秋節は春節、端午節、中元節と並ぶ代表的な祭日です。
台湾の中秋節は、中国と同じく丸い月と家族円満をかけていて、
遠く離れた家族もそろって食事をし、
月餅や文旦を食べながら、家族の団欒のを祝う祭日です。
文旦は食べ終わった後、帽子を作って遊んだりもします。
月見と言えば日本ではゆっくりと月を愛でますが、
台湾ではみんなでわいわいと過ごすことが多いそうです。
香港のお月見 中秋節
香港は旧暦の8月15日に「中秋節」を行います。
中秋節は春節と並ぶ代表的な祭日です。
香港の中秋節は、中国と同じく丸い月と家族円満をかけていて、
遠く離れた家族もそろって食事をし、
月餅を食べながら、家族の団欒のを祝う祭日です。
香港の月餅は双黄蓮蓉月餅という広東スタイルのもので、
蓮の実の餡に塩漬けされたアヒルの卵黄が2個まるまる入っています。
大きいので一人で食べるというより、切り分けて食べるものだそう。
中秋節前後の三晩連続で
300人近くのパフォーマーが長さ67メートルの火龍を動かす
銅鑼湾の大坑地区で行われる舞火龍というイベントが有名です。
シンガポールのお月見 中秋節
シンガポールでは旧暦の8月15日に「中秋節」を行います。
シンガポールの中秋節は、
シンガポール人の70%以上が中華系なので中国の中秋節がそのままは根付きました。
シンガポールの中秋節は、中国の中秋節と同じ考えなのですが、
月餅の中身がパイナップル、マンゴー、バナナなどフルーティなものが多くなっています。
韓国のお月見 秋夕
韓国では旧暦の8月15日に「秋夕」を行います。
秋夕は元旦、寒食、端午節と並ぶ代表的な祭日です。
韓国の秋夕は、
家族全員が集まって祖先に茶礼という
新米のご飯と酒ソンピョン(松葉蒸し餅)で儀式を行います。
その後、家族全員で祭壇に供えた食べ物を分けて食べながら家族の団欒を楽しみます。
まとめ
月見の文化は海外でも行われて、
発祥の地の中国をはじめ、
アジアの周辺諸国にも広がっていることが分かりました。
月見につきものの月餅は、最近はいろんな味が売り出されているので、
好みの味を探してみるのもよさそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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