春になると桜より一足先に白い花を咲かせる木を見かけます。
きれいだな、と思うのですが、そこで一つ疑問がわいてきます。
この花の名前ってなに?
たぶん、モクレンがコブシ・・・で、どっち?
毎年春になるともやもやとした疑問を持ってしまうので、モクレンとハクモクレンとコブシとついでにハナミズキの違いの見分け方をご紹介します。
モクレンとハクモクレンの違いを見分ける
モクレンとハクモクレンの違いは一言でいうと色です。
紫の花だとモクレン、白い花だとハクモクレンです。
モクレンって、シモクレンのことなんです。
漢字で書くと「紫木蓮」、紫の花なんですね。
でも白いモクレンもあります。
それがハクモクレン。
漢字で書くと「白木蓮」です。
一般には、紫でも白でも「モクレン」と呼ばれているのが現状です。
ハクモクレンとコブシとの違いを見分ける
ハクモクレンとコブシとの違いはざっくりいうと花の大きさでしょうか。
ハクモクレンの花の方が、コブシの花よりも大きいです。
コブシは、小さな白い花が木いっぱいに咲いてますよね。
この記事のトップの画像がコブシの花です。
木に近づいてみると、花の咲き方や葉の付き方が違っています。
ハクモクレンは花の中心が見えませんが、コブシは花の中心が見えます。
また、ハクモクレンは花が咲くとき葉がついていませんが、コブシは花が咲くとき葉がついています。
ハナミズキとハクモクレンとコブシの違いを見分ける
ハナミズキもハクモクレンとコブシと同様に春に白い花を咲かせます。
違いは、ハクモクレンとコブシよりも開花時期が少し遅いです。
ハナミズキの白い花って言ってますが、実は花ではなく「総苞」という葉っぱの一種です。
一青窈さんの「ハナミズキ」の歌詞にも空を押し上げるという表現があるのですが、まっすぐ空に向かって広がっています。
ハナミズキって街路樹でよく使われていますよね。
理由は、花がきれいというのはもちろんなんですが、成長が遅いということがあるそうです。
成長が早いとその後選定の回数が多くなったりとか、管理が大変ですもんね。
コチラもチェック⇒ ヤマボウシやハナミズキの違いは葉と花で見分けられます
まとめ
暖かくなって木が花が咲いてくれると春が来たな、ってうれしくなります。
モクレンは、花の色が紫。
ハクモクレンは、花の色が白く大きめで、花の中心が見えず、葉がついていません。
コブシは、花の色が白く小さめで、花の中心が見え、葉がついています。
ハナミズキは、花の色が白やピンクがあり、空に向かって咲いています。ちなみに花ではなく、葉っぱの一種です。
モクレンとハクモクレンとコブシとハナミズキの違いを見分ける方法を知って、春を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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