一年の一番最初に昇る初日の出。
その昇る朝日に感動し、思わず歓声をあげ、
神聖な光りにご利益を感じるものですね。
初日の出を見ることは、縁起が良いことといわれていますが、
どのようにおめでたいのか初日の出の意味を知りましょう。
初日の出の意味とは?
かつて、日の出とともに年神様が現れると信じられていました。
なので初日の出は、年神様の降臨を意味しています。
そのころの元旦は、家族そろって家で年神様を迎え拝んでいました。
明治以降は、元旦に初日の出を見るのに掛けるようになりました。
御来迎?御来光?
初日の出を語る時、御来迎?御来光?どっちなんだ!
という問題にぶつかります。
結果からいうと、辞書では同じとされています。
もともとは高い山の頂で太陽を背にしたとき、
影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、
人の影の周りに虹のような光の輪がと現れる現象(ブロッケン現象)が起こったことが、
阿弥陀如来のご来迎のようにみえたことから、
「御来迎(ごらいごう)」というようになりました。
時が流れ、宗教的な事は薄れていき、
山頂の日の出を「御来光(ごらいこう)」といいようになりました。
御来迎は御来光の語源と言うことですね。
今でも登山用語では、
御来光を山で見る日の出、
御来迎をブロッケン現象として扱っているようです。
初日の出が日本一早い場所は?
日本国土で初日の出が日本一早い場所は東京都小笠原村の南鳥島です。
ただ、人が住んでいないんですよね。
人が住んでいて初日の出が日本一早い場所は、
東京都小笠原村母島です。
島以外では、標高が高い富士山の山頂です。
島と山以外では、千葉県銚子市の犬吠埼.です。
より東にある北海道根室市の納沙布岬の方が早いように思えますが、
地軸の傾きによって11月下旬ごろから1月末までは
犬吠埼の方が日の出が早くなります。
その期間以外は、納沙布岬の方が日の出が早いです。
納沙布岬、初日の出だけは残念ですね。
まとめ
古来、太陽は稲を育て恵みをもたらす特別な存在でした。
現代でも、初日の出の光に荘厳なものを感じるのは、
そのためかかもしれません。
初日の出をみて、いい年のはじまりにしましょう。
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