お正月にはお屠蘇を飲みますよね。
ただ、お屠蘇がなんなのかわかっている人って少ないかも。
マナーともに調べてみました。
お屠蘇とは
お屠蘇とは、一年の邪気を払って長寿を願い、
元旦から三が日の間に飲むものです。
お屠蘇は、もともと中国から伝わった薬酒で、
山椒,防風(ぼうふう),百朮(びゃくじゅつ),桔梗・細辛(さいしん),
乾姜(かんきょう),肉桂(にくけい)などが使用されています。
「お屠蘇」と「お神酒」は同じ物なのか?
と思われている方もいますが、目的が違います。
「お屠蘇」は屠蘇散をみりんや日本酒に漬けこんだもので、
一年の邪気を払い、家族の健康を願って飲まれる酒のことで、
「お神酒」は神様に供える日本酒のことです。
そもそもお屠蘇ってどこに売ってるの?
「屠蘇散」「屠蘇延命散」というお屠蘇の素が
ドラッグストアやお酒屋さん、スーパーなどで売っています。
年も押し迫りすぎると売り切れになることもあります。
ギリギリになって、母に泣きつかれて探しまくったことがあるので、
気がついた時にすぐお屠蘇は買っておいた方がいいですね。
ティーパックになっているので大晦日に日本酒かみりんに浸して、
元旦に引きあげればお屠蘇が出来上がります。
日本酒の方がすっきり、みりんは甘めになります。
御屠蘇酒というそのまんまお屠蘇もあるので、
作るの面倒くさいっていう方におススメです。
お屠蘇のマナー 飲む順番は?
お正月に新年の挨拶をした後、
まず「お屠蘇」をいただき、祝い肴、おせち、お雑煮と続きます。
お屠蘇を飲む順番は、
若い人の生気を年長者に渡すという意味で、
若い人から年長者の順番で飲んでいきます。
お屠蘇の飲み方は
1番年長者の人が1番若い人にお屠蘇を注いで飲み干し、
1番若い人が2番目に若い人にお屠蘇を注いで飲み干し、
という風に飲み終えた人が次の人に注いでいきます。
正式な三つ重ねの盃の場合には、
小・中・大の順番でそれぞれ1杯ずつ飲みますが、
略式なら1つの盃に3回に注ぎ、3回に分けて飲みます。
また、通常の祝杯に準じて、
家長から年少者へと進める方法もあります。
厄年以外の人が口にした杯には厄を祓う力があることから、
厄年の人は最後に飲みます。
お屠蘇はアルコールが入っているので、
お祝い事とは言え子供の場合には飲むフリだけでいいですよ。
まとめ
なんだかわからないけど、お正月にはお屠蘇を飲んでいたのですが、
ちゃんとした意味や飲む順番など決まりあるんですね。
きちんと由来を知って、日本の行事を大切にしていきたいですね。
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