さつまいもって切ると変色してしまうことがありますよね。
原因はあくなんです。
あく抜きとさつまいもの選び方、保存方法を知っておきましょう。
さつまいものあく抜きの必要性と時間
さつまいものあく抜きは必要か否かというと、どちらもあり、というのが答えになります
さつまいものあくの成分はヤラピン、クロロゲン酸、タンニンなどです。
ヤラピンは、腸に働いて便を柔らかくする作用があり、クロロゲン酸とタンニンは、ポリフェノールのひとつで抗酸化作用があり栄養が豊富です。
さつまいものあくは、体に害を与えるものではありません。
焼き芋やふかし芋として食べる場合は、特別あく抜きをしなくてかまいません。
では、なぜあく抜きの必要もあるのかというと、さつまいもは切ってそのままにしていると、白い汁が出てきて、酸化し黒く変色してしまいます。
料理によっては、さつまいもの色を大切にしたいものです。
こんな時は、あく抜きを必ずしましょう。
またあく抜きには、煮物をする時に調味料がしみ込みやすくなるという利点もあります。
他にも変色しないようにするには、お酢やレモン汁を入れるといいですよ。
さつまいものレモン煮を思い浮かべるとわかりますよね。
さつまいものあく抜き方法は、皮を2mmくらいの厚さにむいて水に15分程さらしておきます。
小さく切ったら、時間が短くなりますよ。
料理方法に合わせてあく抜きをしてくださいね。
さつまいもの選び方
さつまいもは、全体にふっくらと太く色鮮やかでなるべく傷のないものがいいですね。
ずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
毛穴が深くなく、ヒゲ根が軟らかいものも新鮮です。
糖度の高いさつまいもは、ねっとりした液体(蜜)がしみ出している場合があります。
甘いさつまいもである証拠です。
さつまいもの丸まま1本と切った後の保存方法と保存期間
さつまいもの丸まま1本の場合は、低温に弱いので冷蔵庫に入れることはせず、新聞紙などに包んで冷暗所に保存しましょう。
さつまいもを丸ままではなく、例えば半分だけ使いたい場合は、まず、半分に切ります。
使用する部分は、その後水洗いしますが、保存する部分は、水洗いせずに、全体ではなく切り口にラップをして、
新聞紙などに包んで冷暗所に保存しましょう。
もし洗ってしまったら、水を張った容器に浸して冷蔵保存します。
さつまいもは、そのままの状態では、冷凍保存は向きません。
どうしても冷凍保存したいなら、蒸したり、焼き芋にして、ラップで包んで冷凍します。
また、蒸したり、焼き芋にしたものをペースト状にして薄い板のように伸ばして冷凍します。
冷凍したさつまいもを食べるときは、電子レンジなどで再加熱しましょう。
常温
1か月以上、上手くいけば3か月以上も保存が可能
さつまいもを切った時
水で洗わなかった場合は1週間程度、
水で洗って冷蔵保存した場合は2~3日程度
冷凍保存
1か月程度
まとめ
スーパーで焼き芋が売り出されると、
気付くと引き寄せられてしまう自分がいます。
食べるとなんだかあったかい気持ちになるんですよね。
保存も楽ですし、調理法もたくさんありますので、
さつまいもをおいしく頂きたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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