インフルエンザで子どもが高熱を出したら、
つらそうでどうにかしてあげたいですよね。
どうしてあげることがいいのか、ご紹介します。
インフルエンザで子どもが高熱の時の対処法
インフルエンザで高熱が出始めで、
寒がっている場合は、冷やすのは頭くらいにして、
布団をかげて暖かくしてあげましょう。
寒がるのは、熱が急に上がり始めることによって、
急激な体温変化で起こる症状です。
30分~1時間くらい、熱があがり切ってしまうまで様子を見ましょう。
熱が上がるのは、ウイルスを殺そうとする防御ですので、
体が戦っている証拠です。
ただし、ひきつけなどを起こしたら、急いで病院に行きましょう。
熱だけで落ち着いてきたら、
首の横、脇の下や太ももの内側など大きな血管が通っているところを、
凍らせた保冷剤やポリ袋に入れた氷をタオルで包み、
ちょっと冷たいかな、くらいの状態で冷やしてあげましょう。
脱水症状が一番危険です。
発熱でも水分がどんどん奪われていきますし、
発汗するためにも水分が必要ですので、
水分はしっかりあげてください。
水分を取るには、
経口補水液やスポーツドリンクが一番ですが、
水を飲むのがつらい場合であっても、
ゼリー飲料でもいいので、
脱水にならないように少しずつでも水分補給しましょう。
気分転換にもなりますから、
汗をかいたら、全身の汗拭きをしてあげてくださいね。
インフルエンザで解熱剤は使っていいの?
インフルエンザで高熱が出ている時は、
解熱剤を飲ませたくなりますが、
病院で処方された薬を必ず使用するようにしましょう。
また、下がらないからと短時間で続けて使うのはとても危険です。
きちんと用法を守りましょう。
市販の解熱剤を服用する場合、
サリチル酸系製剤、ジクロフェナクナトリウムを含む製剤、メフェナム酸製剤などの解熱剤は、
禁忌薬といってインフルエンザに感染しているときに飲むと
インフルエンザ脳炎・脳炎を悪化させる恐れがありますので、
絶対止めてください。
どうしても解熱剤を飲むときには、
なるべくアセトアミノフェン系の解熱剤を使用しましょう。
インフルエンザで高熱が下がらない時は
インフルエンザは高熱がでるものですが、
大体発症してから2~5日間くらいで熱は下がります。
一週間以上続くようなら、合併症を疑わないといけません。
合併症には、肺炎・脳症・気管支炎・胃腸炎・中耳炎などがあります。
重症化しないうちに、病院に行きましょう。
まとめ
子どもが高熱を出すと、
親はどうしても慌ててしまいがちですが、
まず落ち着いて子どもさんの様子をしっかり見て、
お医者さんの指示を受けてくださいね。
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