仏壇の拝み方って知っているようで、分からないものですよね。
鈴(リン)って何回鳴らしたっけ?線香は何本立てる?
宗派によってお参りの仕方も違いますし、お寺さんの考え方や、地域特有のお参りの仕方もあります。
代表的な仏壇の拝み方を宗派ごとに紹介しますね。
仏壇の拝み方 鈴・線香・数珠の持ち方の作法
仏壇の拝み方で鈴(リン)を鳴らす回数や、線香の本数、数珠の持ち方など、いろいろわからないことだらけですよね。
分からないので人に聞いたら、それこそ三人三様で、ますます混乱してくることも。
それもそのはずで、決まりがあるといえばあるし、ないといえばないんです。
どうしたらいいかわからない人のために、宗派ごとに作法に準じて、目安として示しているそうです。
なので、お参りの作法が人によってちょっとずつ違っていたり、地方色が出てくるんでしょうね。
迷った時は、お参りに来られるお坊さんに聞くのが一番だと思います。
仏壇の拝み方 浄土真宗
唱える言葉は、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
仏壇を拝むとき鐘(リン)は鳴らしません。
リンを叩くのは、読経などのお勤めをするときにだけです。
線香をあげる時は、線香を香炉の幅に合わせて半分くらいに折って、火のついている方がこちらから見て左になるように寝かせます。
数珠の持ち方は、左手で持ち、合掌する際、両手の人差し指から小指までを通して手を合わせます。
仏壇の拝み方 曹洞宗
唱える言葉は、南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)または南無帰依仏(なむきえぶつ)、南無帰依法(なむきえほう)、南無帰依僧(なむきえそう)
仏壇を拝むとき鐘(リン)を三つ鳴らします。
線香をあげる本数は、1本です。
数珠の持ち方は、左手で持ち、合掌する際、左手の人差し指から小指までを通して手を合わせます。
仏壇の拝み方 浄土宗
唱える言葉は、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
仏壇を拝むとき鐘(リン)は鳴らしません。
リンを叩くのは、読経などのお勤めをするときにだけです。
線香をあげる時は、線香を香炉の幅に合わせて半分くらいに折って、火のついている方がこちらから見て左になるように寝かせます。
数珠の持ち方は、浄土宗の数珠は2つの輪を1つに繋いだようになっているので、合掌する際、両手の親指に輪をかけて手を合わせます。
仏壇の拝み方 真言宗
唱える言葉は、南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
仏壇を拝むとき鐘(リン)を2回鳴らします。
最初は小さく、2回目は余韻を出せるよう少しだけ強めに叩きます。
線香をあげる時の本数は、3本です。
数珠の持ち方は、左手で持ち、
合掌する際、右手の中指と左手の人差し指にかけ、手を合わせます。
仏壇の拝み方 臨済宗
唱える言葉は、南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
仏壇を拝むとき鐘(リン)を三つ鳴らします。
線香をあげる本数は、1本です。
数珠の持ち方は、左手で持ち、合掌する際、左手の人差し指から小指までを通して手を合わせます。
まとめ
仏壇の拝み方の鈴(リン)を鳴らす回数や線香の本数、数珠の持ち方は、宗派ごとに作法に準じて、目安として示されているものなので、迷った時は、お坊さんに聞かれて、ご家庭ごとに拝み方の作法を作っていけばいいのではないでしょうか。
形に気を取られるよりも、お先祖様としっかりとお話しすることの方が、
なによりの供養となるのではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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