暑くなると食欲がなくなってしまいますよね。
そうめんだけでいいや、とか、冷たいもの、それも単品だけになってしまいがちです。
熱中症対策には、バランスのいい食べ物を使った食生活が大切になります。
熱中症対策にいい食べ物
熱中症対策のために摂りたい食べ物は、汗と共に失われた水分や塩分、カリウム、ビタミンB1、クエン酸を含む食品です。
水分を含む食品
汗をかくと水分が出てしまうので、補給しなくてはいけません。
水分を多く含む食品には、スイカ、きゅうり、ゴーヤがあります。
水分100mlを取るには、スイカは3センチ角×3個、きゅうり一本、バナナ一本、パイナップル2センチ×7切れ、メロン1/8個です。
スイカは思った以上に水分が取れるものなのですね。
スイカに塩をかけるのは日本人の知恵で、塩バナナや塩きゅうりは大手建設会社が現場の人の熱中症対策としておやつに出しているそうです。
漬物でもOKですが、自然塩の方がミネラルを多く含んでるのでよりいいですね。
カリウムを含む食品
汗をかくとカリウムが出てしまうので、補給しなくてはいけません。
カリウムは、筋肉の収縮を補助するので、
不足すると筋肉が痙攣しやすくなるといわれています。
カリウムを多く含む食品には、パセリ、ほうれん草、納豆、ひじき、ぎんなんやアーモンド、栗などの種実類があります。
ビタミンB1を含む食品
糖質を分解する働きがビタミンB1が不足すると、手足がむくんだりしびれたり、だるくなったりします。
疲労回復のために摂取するようにしましょう。
ビタミンB1を多く含む食品には、豚肉、生ハム、たらこ、うなぎなどがあります。
クエン酸を含む食品
疲労の原因のひとつとされる乳酸の発生を抑制するクエン酸を疲労回復のために摂取するようにしましょう。
クエン酸を多く含む食品には、梅干し、レモン、みかん、グレープフルーツ、いちごなどがあります。
熱中症予防の食事はここがポイント
暑くなると食が細くなりがちです。
そんな中でも、栄養素をバランスよく食べるようにしたいですね。
そうめんをツユで食べるだけではなく、野菜や果物からも水分やミネラルが補給できますから、例えばぶっかけにして食材をプラスしてみるといいですね。
野菜を漬物にしておくと、食欲がないときにちょっとつまめますし、暑くて食事を作りたくないときにおかずが一品助かります。
スープやみそ汁などで水分補給すると、水だけだと飲みずらいという方にいいですよ。
汗をかいたときは、心持ち濃い味付けにすると塩分も補給できます。
いつも味が濃いと高血圧につながりますので、あくまでも汗をよくかいたな、という時だけにしましょう。
まとめ
熱中症対策にいい食べ物を栄養素を種類別にあげてみました。
体温を下げるためには、汗をかきます。
汗が大量に出て失われてしまう栄養素が不足すると、汗すらも出てこなくなって熱中症になってしまいます。
熱中症対策にいい食べ物を栄養素を意識しておくだけでも対策になります。
毎日の食事に取り入れて、他の熱中症対策をすることで、暑い夏を乗り切っていきましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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