プールで熱中症になる理由と子供が熱中症になりやすいわけ

プール 熱中症

暑さで小学校のプールの使用が中止となるところが出てきましたね。
猛暑のためプールサイドや水の温度が上がって熱中症になる恐れがあるとのこと。
体を冷やすためのプールでなぜ熱中症になるのでしょうか?
子供は大人より熱中症 なりやすいのはなぜなのか。
暑さ指数で明日の熱さを知る方法もご紹介します。

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プールで熱中症になる理由

プールに入ると水の中にいるので体が冷えそうですが、熱中症になることがあるのです。

水中でも運動すれば体温は上がります。
水に入って体の表面の温度が下がると毛細血管が収縮し、熱を運ぶ血液の量が減少します。
体温の高い体の中心部から体外に熱が発散されにくくなります。
湿度が高いと汗をかいても蒸発しないので、気化熱で体温を下げる働きが機能しなくなるのです。

大体、汗をかけば水分を取ろうとするものですが、水の中では汗をかいたこと自体に気づきににくいものです。
これがリスクにつながるんですよね。
プールの中でも実は汗をたくさんかいていて,知らない間に水分が失われていて熱中症になるということは多いのです。

水の中に入ればひんやり冷たいものの、直接日光の当たる頭部は50度以上に上昇することもあります。
心地よいプールの中に入っても、直射日光から受けるダメージは大きいのです。

気温と水温を足して65度以上になったら熱中症の危険水域です。

水温が33度以上になると体温との差が小さいので、水中で安静にしていても体内の熱が下がりにくなります。
水温が高い時は泳いだりせず、水遊び程度にしておいた方がいいですね。
30分から1時間に一回しっかり休憩を取って、汗による脱水を防ぐために水分補給はマメに行った方がいいですよ。

子どもは大人より皮膚も皮下脂肪も薄いので、日焼けのダメージが大きいです。
日光に当たることで体温も上がるので熱中症になりやすいです。
長袖の「ラッシュガード」で紫外線対策するのもいいですよ。

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子供は大人より熱中症 なりやすいのはなぜ?

子供は大人より熱中症 なりやすいのは、乳幼児は代謝が盛んですが体温調節の能力が未発達なんですね。
子どもは体幹部の体温が大人より大きく上昇しやすいので、熱中症になりやすいのです。

子供は大人よりさらに高温の環境にいます。
150 ㎝の高さで32度の場合、50㎝の高さでは35度。
3度も高い環境にいるのです。

帽子をかぶせて、長時間遊ばせないようにします。
小学生でも自分の体調の変化を言葉でうまく伝えられないこともあります。
喉が渇いていても言えない子どももいます。
みんなで行動していると、合わせようとして知らず知らず無理をしていることもあるんですね。
大人でも自分の体調の変化に気づきにくいのに、子どもならなおさら。
周囲の大人が、子どもの様子の変化を注意深く見ておきたいですね。

子供 熱中症 なりやすい

もし子どもの顔が赤く、汗をひどくかいている場合は、水分を補給しながら水で濡らしたタオルで首の周りを覆い、うちわで風を送って体を冷やしてあげましょう。
頭が痛い、吐き気がする、だるい、力が入らないなどの症状があったら、涼しいところに移動しましょう。

以下のような症状があった場合は、急いで医療機関へ行ってください。

急いで医師の診察を受ける必要のある症状
体温が上がって体を冷やしても下がらない
汗が出なくなったり、手足が冷たい
呼びかけても反応が鈍い
尿が6時間以上出ていない

暑さ指数で明日と明後日もチェック!

熱中症予防情報サイトには、気温や湿度などから熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を大人と子供に分けて公表しています。

熱中症予防情報サイト パソコン ・ スマートフォン

パソコンは、まず「地方」とを選択し、次に「都府県」を選択、最後に「地点」を選択します。
スマートフォンは、まず「地方」とを選択し、次に「地点」をタップします。

暑さ指数は、危険厳重警戒など5段階に分かれています。
暑さ指数が31度以上になると危険とされ、運動に関する指針では特に子どもの場合は中止すべきだとしています。

子供は身長が低く地面の熱や照り返しの影響を受けやすいため、暑さ指数は大人より0.1から0.3度ほど高くなっています。

暑さ指数は、明日と明後日と2日先の予測もチェックできますので、お出かけの際の参考にしてくださいね。

熱中症を予防するには、朝食をきちんと摂りましょう。
味噌汁やスープ,、野菜や果物などで、水分や塩分ミネラルをとりましょう。
果物なら、ビタミンミネラルが豊富なキウイや塩をかけたスイカがいいですよ。

風邪を引いた後のレジャーなど無理は禁物です。
予定があっても子供の体調に合わせて途中で切り上げるようにしましょうね。

まとめ

プールでなぜ熱中症になるのかというと、水中での運動で体温が上がっても体温を下げる働きが機能しなくなっているので熱中症になってしまうのです。

子供は大人より熱中症 なりやすいのは、温調節の能力が未発達のうえ、子供は大人より地面に近いので高温の環境にいるからです。

暑さ指数で明日や明後日の熱さをチェックして、お出かけの際の参考にしてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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