湯たんぽってとても身近なものなのですが、知ってるようで知らないこと、なぜこのようになっているんだろう?と疑問に思うこともあるんですよね。
湯たんぽのギザギザ、変な音がする、朝まで温かい理由、漢字で書くと?
そんな湯たんぽについて小さな疑問を解明していきます。
湯たんぽのギザギザってどうしてあるの?
湯たんぽって本体はみんなギザギザ波打っていますよね。
蛇腹状で表面積が増えると、冷たい空気に触れることが多くなるので湯たんぽ自体冷めてしまうのでは?と思ってしまいます。
湯たんぽのギザギザは、湯たんぽ自体の強度を上げるためです。
湯たんぽの中のお湯が冷めてくると、圧力が低下します。
水は水蒸気になると体積が1700倍になるのですが、 逆に水蒸気が水になる時は収縮の力もものすごく大きくなるのです。
収縮すれば湯たんぽがへこんでしまうんですよね。
実験で一斗缶に水を入れて加熱し、冷やすと缶が へこんでしまったのを見たことがありませんか?
同じことが湯たんぽにもこるんですよね。
へこまないようにするため湯たんぽには、表面積のゆとりとなるギザギザがついているのです。
湯たんぽがへこむのはプラスチック製の湯たんぽで起こりがちなのですが、一度へこんでしまうと残念ですがもう元には戻らないですね。
ヒビが入ったり、漏れたりしていなければ使っても大丈夫ですよ。
湯たんぽがデコボコだと表面積が大きくなるので、放熱効率がよくなり温かくもなりますよ。
足を乗っけててもやけどする割合が減る…ような気もします。どうかわかんないですけど。
湯たんぽから変な音がする理由は?
湯たんぽからたまに変な音がする事ってありますよね。
毎日じゃなくても、たまにカタカタとかシュルシュルっていう音がなったりすることがあります。
中に何かいるわけではないでしょうけど、なんか気持ち悪いですよね。
この原因も、やっぱり湯たんぽの中の気圧変化なんですね。
気圧が変わる時、湯たんぽのクチのパッキンに隙間があると、空気がパッキンを振動させて音がでるのです。
湯たんぽはなぜずっと温かいの?
湯たんぽは、寒い夜に布団の中に入れ、 朝になっても 温かいままですよね。
なんでそんなに長い間、ホカホカでいられるのでしょうか?
一言で言えば「お布団の中だから」です。
布団が断熱材の役割を果たしてくれるので、朝までホカホカなんですね。
あと、体温も36度くらいはあるので少しは熱源にもなっているようにも思えますしね。
逆に、布団から出しておけば、 当然冷め方も早いです。
湯たんぽを漢字で書くと
湯たんぽを漢字で書くと「湯湯婆」です。
なんか千と千尋の神隠しのゆばーばみたいだなって思ったんですけど、ゆばーばは「湯婆婆」。
湯たんぽは「湯湯婆」。似てる・・・。
湯婆で中国では「たんぽ(tangpo)」と読むそうで、それで湯たんぽなんですね。
ちなみに「婆」は、「妻」や「母親」の意味で、妻や母親の温かい体温を感じながら寝るように、お湯を入れた容器を代わりに抱いて寝ることから付いたんだとか。
昔は冷え性な女性はいなかったんですかね。
まとめ
湯たんぽの小さな疑問を解明してみました。
湯たんぽのギザギザも変な音がするのも、気圧の変化によるものなのですね。
朝まで温かいのは、布団の中だからという単純な理由なのも、今まで考えてなかっただけで、言われてみればそうだなって思いました。
湯たんぽは、漢字で書くと「湯湯婆」。似てるけど「湯婆婆」ではありません。
「湯婆婆」の「湯湯婆」は、ものすごく熱い湯たんぽのような気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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