大根おろしを作ったら、ザル などで水分を切りますよね。
そうすると、大根おろしの絞り汁ができます。
捨ててしまうのはもったいないですが、この絞り汁 は、保存ができるのでしょうか?
大根おろしの水分の活用法と絞り汁を飲む時の注意点をご紹介しますね。
大根おろしの絞り汁は保存できる?
大根おろしの絞り汁は、 大根おろしと同様に消化酵素が目的で利用したいなら、
時間とともに効果が無くなっているので保存は向いていません。
ただ、その他の利用目的なら半日ぐらいは冷蔵庫で大丈夫です。
もっと保存したい場合は、冷凍するようにしましょう。
大根汁は液体なので、氷を作る製氷皿に入れて冷凍するといいですよ。
大根おろしの絞り汁の活用方法
大根おろしの汁には栄養がたくさん含まれています。
ビタミンCや消化酵素のジアスターゼという成分が含まれていて、胃のもたれや胃酸過多を助けてくれます。
お肉などの油っぽいメニューに大根おろしが付いているのもこの働きからなんです。
大根おろしの絞りじるはもったいないので、鍋物とかお味噌汁に入れるといいですよ。
お鍋 の素材にも、お味噌汁の具材にも、大根を使いますよね。
ということは相性がいいっていうことなので、料理に使って隠し味にしてしまいましょう。
他にも、そばやうどんなどを食べる時につけるつけだれを、 めんつゆ薄めて作るときがありますよね。
めんつゆを薄める時に水を使わず、大根おろしの汁を使うという手もあります。
乗せてる具材が天ぷらなど油っぽいものの時は、消化酵素の働きも使えてラッキーですね。
昔から伝わっている民間療法に、大根の汁にはちみつを加えて飲むと咳や喉の痛みによいというものがあります。
絞り汁ではないのですが、大根をはちみつにつけた大根飴も同様の働きがあると言われています。
*大根飴とは、角切りにしたりいちょう切りにした大根にはちみつを回しかけて30分から2時間置いて出てきたエキスをそのままなめたり、お湯で割って飲むものです。
大根飴のはちみつに溶け出した大根エキスと大根の絞り汁って同じものですよね。
大根を切ってゆっくりエキスを出して作ってもよし、余ってしまった大根の絞り汁があるのなら、 直接はちみつを加えて作ってしまうのもいいですね。
消化酵素の働きを使うことによって、大根おろしのお汁にお肉を30分くらい漬けておくと、お肉が柔らかくなりますよ。
大根おろしの絞り汁を飲むときの注意
大根おろしを食べた時に、器に 水分だけ残ってしまうことがありますよね。
この大根汁に醤油を 一滴落として飲むのが好きな方も多いでしょう。
ただ、大根おろしの絞り汁を飲む時は、一度にたくさん飲まないでください。
そして空腹時を避けた方がいいですね。
大根には炭水化物分解酵素、脂質分解酵素、タンパク質分解酵素が含まれています。
食べ物を食べた後ならとても有効に働くのですが、 空腹時にたくさんの絞り汁を飲んでしまうと、胃壁を痛めてしまうことがあります。
美食家の渡辺文雄氏のエピソードがあるのですが、蕎麦屋で捨てようとした大根のしぼり汁を丼一杯飲んだら胃に激痛が走り病院へいくことになったそうです。
別の方ですが空腹時にコップ一杯飲んだら、吐き気と激しい腹痛に襲われというお話もあります。
少量なら問題がありませんが、空腹時に大根おろしの汁をたくさん飲むと胃が荒れてしまうので気を付けてくださいね。
まとめ
大根おろしの絞り汁は冷蔵だと2日くらい保存できますが、もっと長く保存したいときは冷凍したらいいですね。
大根おろしの絞り汁の活用方法は、そのまま飲むのもありですが、鍋物やみそ汁、めんつゆを割るときにも使用できます。
はちみつを入れて飲むと咳止めになるという昔からの知恵もありますよ。
ただ、大根おろの絞り汁を飲むときは胃が荒れてしまうので、
一度に多量に飲まないようにしたり、空腹時に飲まないようにしましょう。
折角おいしい大根おろしの絞り汁です。上手に活用しましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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