夏になると咳が止まらないのはなぜ?原因と対策

夏 咳が止まらない

夏になると咳が止まらないのはなぜなのでしょう?
夏風邪なのか、それとも別に原因があるのか。
対策もご紹介しますね。

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夏になると咳が止まらないのは夏型肺炎かも

毎年のように夏になると咳が止まらない、
梅雨のころから咳が出ているような気がする。

もしかしたらカビ肺炎や夏型肺炎ともいわれる夏型過敏性肺炎かもしれません。

夏型肺炎の初期症状は、咳や発熱、倦怠感、息切れです。
ほとんど風邪の症状と変わりませんよね。

夏風邪の咳がなかなか治らないなと思いながらもそのまま放置していたり、
病院に行っても風邪と診断されて抗生物質などで症状が治まるので、
夏型過敏性肺炎と気づかれないことがあるんです。

悪化してくると、少し動くだけで息切れが起きたり、
寝られないほど呼吸するのが苦しくなります。

夏型肺炎が慢性化すると肺機能が低下し、
肺が固くなって酸素と二酸化炭素の交換ができなくなるので、
最悪の場合死亡してしまう可能性があるのです。

その咳 夏風邪?夏型肺炎?見分け方

咳が夏風邪か夏型肺炎か、似ているので素人にはわかりずらいのですが、
見分ける夏型肺炎の特徴があります。

夏型肺炎は、咳が2週間以上症状が続き
毎年梅雨から夏にかけて同じ症状が出ます。
また、旅行などで3日以上家を離れたら体調がよくなります。
人によっては、家にいる時だけ咳が出るという方もいます。

夏風邪はウイルス性なので、2週間以上咳が続くことがないのです。
早期の段階ではレントゲンに異常は写らないので、
夏型過敏性肺炎を疑って血液検査してもらうといいですね。


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夏型過敏性肺炎が起こる原因

夏型過敏性肺炎はトリコスポロンという酵母カビに対する
アレルギー反応によって起こります。
なので、カビ肺炎ともいわれるんですね。

トリコスポロンは、白カビでなかなか気付きにくく、
気温が20℃以上、湿度60%以上で繁殖し、
普通に生活している中に潜んでいるということで、
家の中の高温で湿気 の多い場所や腐った木の部分などに生息します。

ちなみに、トリコスポロンの
好きなものはホコリ、人の垢、フケです。

部屋に発生したカビの胞子を吸い込むと、
肺の奥でアレルギー反応を起こし、肺炎になります。
家の中でかかるので、在宅時間が長い主婦や高齢者は特に注意が必要です。

トリコスポロンは夏にしか胞子を飛ばさないので、
秋になると咳が止まってしまうので忘れてしまいがちですが、
毎年夏になると風邪をひく、咳が長引くという人は、
呼吸器科の専門医の受診をおススメします。

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夏型肺炎の対策

夏型肺炎は、アレルギー反応を起こすことなので、
アレルギーの原因となっている抗原を避けることが大切です。

エアコン、浴室の天井、洗濯機といったカビの定番スポットや、
絨毯などの掃除をしてカビを取り除き
換気をして、湿気をためないようにしましょう。

観葉植物は、土と水があるのでカビの栄養になるので気をつけましょう。

メイクポーチの中は、液体のものが多く湿気がちですので、
きれいにするよう心がけましょう。

気がつきにくい場所として、スマホケースがあります。
スマホケースは、息や汗がケースの間に湿気となってたまって、
カビが発生してしまうんですよ。お掃除しましょうね。

いろいろ頑張っても症状が変わらない時は、
自宅の改築や引越しも考えなければいけなくなります。

まとめ

毎年のように夏になると咳が止まらないようであれば、
夏風邪ではなく夏型過敏性肺炎かもしれません。

夏型肺炎は、カビが原因なので、
掃除など対策をとってください。

毎年夏になると風邪をひく、咳が長引くという人は、
慢性化するといけないので、早めに病院へ行ってくださいね。

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