大根はビタミンCが含まれたり、消化酵素などが含まれています。
とても栄誉があるように思うのですが、
大根の栄養は、どの部位でも同じなのでしょうか?
生の方があるのか?加熱したらどうなるのか?
大根の栄養価についてご紹介しますね。
大根の栄養は部位によって違うの?
大根の栄養は部位によって違うんです。
部位の差を確認して、適した料理に使いましょう。
大根の上の方(葉の付け根)
大根は消化酵素のジアスターゼを多く含んでいるのですが、
このジアスターゼ、熱に弱いんですよね。
大根の上の方は、生で食べるのにいい部位なので、
サラダや大根おろしで食べるといいですね。
大根の下の方(先端部分)
大根の下の方は、辛みがあるのですが、
辛みはミロシナーゼという成分なんですよね。
ミロシナーゼは、抗酸化作用やがん抑制効果もあるそうなんですけど、
熱に弱いんですよね。
大根の先端は繊維が多いので、大根おろしにするといいですね。
大根の皮
大根の皮は、中心よがんを抑制する働きがある酵素「ミロシナーゼ」や、ビタミンCが少し多く含まれます。
また、大根の皮には、ルチンというポリフェノールの仲間が含まれていて、
毛細血管を強くしてくれたり、ビタミンCの働きを助けてくれます。
江戸時代は、皮をむいていなかったそうで、少しでも栄養を取ろうとした知恵だったようですよ。
大根の葉
大根の葉は、抗酸化物質のβ-カロテンやカルシウム、鉄分などのミネラルを含んでいます。
大根の栄養は生だとどうなの?
大根には、酵素がたくさん含まれているのですが、
酵素は熱に弱く48~53度で壊れてしまうので、生で食べるといいですよ。
大根おろしやサラダがいいですね。
辛みのある大根を大根サラダにするときは、千切りにして5から10分ぐらい水にさらすと辛みが抜けますよ。
浸透圧の関係で細胞内に水が入り大根がパリッとしてくれます。
ただし、水につけっぱなしにしすぎると、味や栄養も抜けてしまいますのでほどほどにしてくださいね。
大根の栄養は加熱するとどうなの?
酵素が熱に弱いのなら、加熱してしまうと大根の栄養はどうなってしまうのでしょう。
確かに酵素の働きは弱くなってしまうのですが、
食物繊維はそんなに影響がないんですね。
お味噌汁に入れても甘くておいしいですし、おでんの大根もおいしいですよね。
大根の辛み成分は加熱すると甘味成分に変わるので、おいしくいただけるのです。
酵素は減少したとしても、食物繊維がとれますし、なんといってもおいしいというのはうれしいですよね。
大根の葉は、βーカロチン・ビタミンEとビタミンKといった脂溶性のビタミンが含まれている上、
油で炒めると栄養を吸収しやすくなりますよ。
まとめ
大根の栄養は上の方、下の方、皮、葉と部位で違っています。
大根の栄養は、生と加熱はどっちがいいというよりも、
酵素を働かせたいなら生、食物繊維や甘さなら加熱、
といった目的に合わせて料理してくださいね。
大根を生でも加熱しても、おいしく食べましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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