都道府県の「道」というのはなぜ?都・府・県の違い

都道府県 道 なぜ

都道府県は地方自治体の呼称ですよね。
1つの「都」と1つの「道」と2つの「府」と43の「県」
旅したい都道府県ランキングや物産展も大人気の北海道ですが、北海道って都道府県の「道」といいうのはなぜなのでしょうか?
都府県の違いを聞かれてもわからないものですよね
北海道となって150年、命名の由来の物語についてもご紹介します。

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都道府県の「道」というのはなぜ?

日本はもともと五畿七道で地域を分けていました。
京都を中心とする五つの国(山城国・摂津国・河内国・和泉国・大和国)を五畿とよびました。
それ以外の地域を七道(東山道・東海道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道)によってわけ、道の間に国といった行政区分で政治を行っていました。
この分け方は明治時代の初めまで続いていました。

しかしこの五畿七道に北海道は含まれていません。
北海道は当時は蝦夷と呼ばれていました。
蝦夷とは中央政権から見て異民族という意味です。
江戸時代北海道の南端にあった松前藩までは国内で、それ以外はアイヌの人々が住む場所思われていました。

幕末から明治にかけて襲ったロシアの進出という日本の緊急事態により、蝦夷地と呼ばれて異国扱いしていた北の大地を日本の領土であることを示すべく日本的な知名をつける必要性が出てきたのです。

46の地域は、都府県に分けられたのに、なぜ北海道だけ道のまま残ったのでしょうか?
実は、明治時代北海道を函館県・札幌県・根室県の三つの県に分けたことがあります。
ただ、北海道は三つに分けたところでとても広いです。
当時の人口は極端に少なく.、多い函館県が14万人。
根室県に至っては、あれだけの広さの中で1万人しかいませんでした。
三つの県にするといろいろコストがかかりすぎるので「道」と一つにまとめ、北海道となりました。

都・府・県の違い

北海道って「道」というのはわかったのですが、それでは「都」・「府」・「県」の違いはなんなのでしょうか。

1868(明治元)年、明治政府が江戸幕府の直轄領を引き継いだ時に、江戸や大坂、京都などの重要地域を「府」、それ以外を「県」と呼ぶようになりました。

1943年(昭和18)年に「東京府」と「東京市」が合併して「都」が作られました。

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北海道の命名の由来

明治政府 から新たな地名を考えるように要請されたのが、三重県松阪市生まれの探検家 松浦武四郎氏です。

松浦さんは、好奇心旺盛で、旅が大好きだったそうです。
28歳から13年間6回の蝦夷地を探検し、150冊以上の膨大な記録が残されています。
記録の中には、アイヌの文化や暮らしの描かれています。
中でも「東西蝦夷山川地理取調図」は江戸時代最大の蝦夷地地図で、川の流れや土地の高低差など細かく記されています。
また、アイヌ語の地名が9800あまり記載されています。

この地名は、探検中アイヌの人々から聞いた地名を記していて、アイヌの人々は文字を持っていなかったので文字の情報は残しませんでしたが,本当に必要なことを土地に呼び名をつけて残していました。
例えば、「富良野」はアイヌ語の「フウラヌイ」からきていて、温泉成分のイオウの臭いが強く気を付けてという情報が地名に残されていたのです。

北海道 命名 由来

松浦さんは、地名にアイヌの方々が名前に込めた生活にまつわる貴重な情報をただ利用するのではなくはアイヌの人々の暮らしを守りながら開拓することを強く主張した人でした。

明治政府 から地名を考えるように言われた時も、津軽から見て北にあるから「海北道」・古い言葉で北海道を日高見と呼んでいたから「日高見道」・ほかにも「千島道」・「東北道」・「海島道」そして「北加伊道」という6つが候補に挙がりました。

松浦さんは、北海道を探検している時に村の長老から「加伊」ととは「この国に生まれし者」を指す言葉だと教えられていました。
日本の北にあるアイヌ民族の皆さんが暮らしてきた大地という思いを込めて「北加伊道」と名づけました。

1869(明治2)年8月15日の太政官布告で、蝦夷地を北海道とすることが周知されました。
字は「加伊」から「海」へ変更されましたが、北海道の名付け親松浦さんの思いの込められた命名なのですね。

まとめ

北海道が都道府県の「道」といいうのはなぜかというと、五畿七道に続く8番目の道として名づけられました。
県に分けられたこともあるのですが、コストがかかるので「道」と一つにまとめ、北海道となりました。
都府県の違いは、重要地域を「府」、それ以外を「県」と呼び、 「東京府」と「東京市」が合併して「都」が作られました。
北海道となって150年、命名の由来はアイヌ民族の皆さんの文化を大切にした名付け親松浦武四郎氏の思いが込められた命名です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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