高齢者の熱中症対策の食事と暑さを感じにくいわけ

高齢者 熱中症 食事

高齢者の熱中症対策の食事のポイントを押さえて食欲が落ちても栄養をできるだけ取りたいものですね。
高齢者は暑さを感じにくい上に、エアコン嫌いの方が多いです。
近年の暑さは、昔とはくらべものになりません。
高齢者ならではの夏の暑さに対する考え方を知って、周囲の方も一緒になって熱中症対策をとりましょう。

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高齢者の熱中症対策は食事から

高齢者の熱中症対策には、食事が大切です。
熱中症に強くなるには、おかずをちゃんと食べること
おかずを取れば、塩分も取れ体力を失いません。

主食・主菜・副菜の組み合わせを意識して、1日3食バランス良く食べるのが大切ですね。
暑さで食欲が無いかもしれませんが、そうめんだけという風ににならないように気をつけましょう。
お酢やレモン・梅干しなど酸味のあるものを一緒に食べると食欲でてきますよ。

夏野菜や旬の果物を食べると、ビタミン・ミネラルとともに水分量が多いので水分補給をすることができます。
夏には夏に実る旬の食材を食するのが一番ですね。

高齢者 暑さ 感じにくい

参考 ⇒ 熱中症対策にいい食べ物と予防食事のポイント

高齢者は暑さを感じにくい

高齢者は熱中症になりやすいのですが、それは高齢者の体の水分量が少ないからです。
成人は体の60%くらいが水分なのですが、高齢者は50%なんですよね。
水分の蓄えが少ないので、熱中症になりやすいのです。

加えて、高齢者は暑さを感じにくいです。
暑いと思わないから水分を取らないし、暑いと思わないからエアコンもつけないんですよね。
お年寄りは暑さに強いんじゃなくて、暑さを感じにくくなっているのです。

中には「戦争を潜り抜けてこれたのだから」とおっしゃる方もいるのですが、その方だって戦争中はお若かったですよね。高齢ではないのです。
たまにくらっとすることがあっても、じっとして水を飲んでいれば治ってしまうなどと言われるんですよ。
高齢者は暑さを感じる感覚も鈍くなり、体から発信している警告に気づきにくいのです。
だから重症化もしやすくなるんですね。

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高齢者はエアコン嫌い

高齢者はエアコンは「ぜいたくだ」といって使うのをためらう方も多いです。
確かに、昔はエアコンはぜいたく品でした。
当時は窓を開けて部屋に風を通せばなんとか過ごせました。

しかし、近年は平均気温が上がっていて、防犯のためにしっかり窓を閉めているので室内は余計に熱気がたまってしまいます。
扇風機だけでいい 、は危険なのです。
今の日本では、エアコンなしで夏は乗り切れないと考えた方がいいですね。

また、高齢者でエアコンがあってもあまり活用していない方もいらっしゃいます。
エアコン嫌いというか、膝が悪いので冷やすのは嫌、体を冷やすのも嫌、と言われたりします。
その場合は、エアコンの風が直接体に当たらないようにしましょう。
エアコンの風向きを天井方向に設定して、扇風機で冷気をかきまわすことで部屋を涼しくしましょう。
ただ、エアコンをつけていても扇風機の位置が悪く逆効果になることもあるので、扇風機とエアコンの風向きには注意しましょう。
周囲の方がちょっとだけ気を付けてあげるといいですよ。

まとめ

夏は食欲が落ちるかもしれませんが、高齢者の熱中症対策の食事として1日3食バランス良く旬の食材を食べるようにしましょう。

高齢者は暑さを感じにくいですし、エアコン嫌いの方も多いです。
気持ちや長年の生活習慣から、昔からエアコンなんか使っていない!とおっしゃられるかもしれませんが、近年の暑さは比べ物になりません。
周囲の方もエアコンや扇風機をうまく使う方法を教えてあげて、暑い夏を快適に過ごせるようにお手伝いしてあげてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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