お酢は体にいい、とざっくりと知っていますけど、一体どんな酢には効果があるのでしょうか?
お酢の酸っぱさの成分と、お酢の健康効果をご紹介します。
お酢の血圧を下げる効果
お酢に含まれる酢酸には、血管を広げる作用があります。
血管が広がると血液が流れやすくなるので血圧が下がります。
お酢に入っているのは酢酸でクエン酸は少ないのですが、酢酸などの有機体が体内に入ってクエン酸になります。
クエン酸回路というのは、ブドウ糖を燃やしてエネルギーにする仕組みなんですね。
クエン酸を摂取するとクエン酸サイクルが活性化されて、新陳代謝が高まって脂肪や老廃物が分解され血流も良くなります。
一度血圧が下がるとずっと下がってくれるといいのですが、やめたら下がらないどころかもとに戻ってしまうのです。
一回にたくさんお酢を取ったからといって、体に蓄えられるものではありません。
ですから、お酢は毎日少量とることが大切になります。
また、1日の中で朝起きてから急激に血圧が上がり始めるので、朝にお酢をとりましょう。
食事の最初に酢をとることで血圧の上昇を抑えてくれますよ。
塩分を摂りすぎると血圧が上がるのですが、お酢は摂りすぎた塩分を排出してくれます。
酸味が薄味をカバーしてくれるので、濃い味を好む人でも十分美味しく食べることができます。
唐揚げに塩の代わりにレモン汁を絞るのはいい例ですね。
摂りすぎた塩分を排出してくれるのは、ミネラルの一種であるカリウムの働きです。
カリウムは体内の塩分を排出してくれたり血圧を下げてくれます。
ほうれん草や納豆、枝豆、わかめ、バナナなど、カリウムを多く含む食材も日々の食生活に摂り入れたいですね。
お酢の血糖値上昇を穏やかにする効果
お酢に含まれる酢酸によって血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。
食後の血糖値の急激な上昇は「血糖値スパイク」と呼ばれ、血糖値は急上昇すると血管にダメージを与えてしまいます。
さらには糖尿病になってしまうこともあります。
血糖値はゆっくり上がってゆっくり下がるのがいいので、お酢は効果があるのです。
お酢の内臓脂肪を減らす効果
お酢に含まれる酢酸が肝臓で代謝される際、AMPKという酵素が活性化します。
AMPKは、体のエネルギー管理・増産を行う司令塔のようなもの。
AMPKが活性化すると脂肪を燃焼させます。
AMPKは運動時に活性化するので、お酢をとると運動したような効果も得られるのです。
お酢の疲労回復効果
疲れると乳酸やピルビン酸と呼ばれる疲労物質が体にたまります。
お酢に含まれるクエン酸は、エネルギー生産回路「クエン酸サイクル」を活発にします。
活発になると乳酸やピルビン酸を分解してくれます。
疲れたときに酸っぱいものを食べたくなるのは、こういう理由からなんですね。
まとめ
お酢の体にいい成分は、酢酸やクエン酸、グルコン酸などの有機酸が含まれそれぞれいい働きをしています。
血圧を下げたり、血糖値の上昇を緩やかにしたり、内臓脂肪を減らしたり、疲労回復など様々なお酢の効果があります。
お酢は、最強食材ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント