法事の際に出す茶菓子って、小さい事のようですけど悩みますよね。
どんな茶菓子の種類にしたらいいのかとか、菓子皿に載せる個数とか、そもそも出し方の作法ってどいうものなのか。
そんな法事の際の茶菓子に関するあれこれをご紹介します。
法事の茶菓子の種類について
法事の際の茶菓子の種類は、基本決まりがないので、練り切りや饅頭、最中などなんでもかまいません。
その日のうちに何軒も法事にまわらなければいけないため時間がなかったり、そもそもあまり甘いものが得意ではないお坊さんは、お菓子もお布施のひとつと考えられているので持ち帰られますので、ゼリーや羊羹のように柔らかいものは避けた方がいいでしょうね。
それでも何にしたらいいのかわからなければ、
「法事の時に出す茶菓子はどんなものがいいのかしら?」と
和菓子屋さんにいって尋ねられるのが一番です。
なんといっても経験値が多いですから、相談に乗ってもらえますよ。
実家に見えられるお坊さんは、親子で住職・副住職をされています。
お父さんは甘党なので、お菓子は必ず食べられますが、息子さんは甘いものが苦手らしく、お菓子は必ず持って帰られます。
親子でも全然違うんですよ。
お父さんならその場で食べなければならないものでも構わないのですが、息子さんなら持ち帰えられないですよね。
どちらがお参りに見えられるのかは、来てからのお楽しみなもので、持ち帰られるようなお菓子にするようにしています。
お坊さんは、法事でいろいろな茶菓子を食べられているだろうなという考えから、少しは違うものがいいかなと思い、
実家へは私が住んでいるところのお菓子屋さんの茶菓子を持っていくようにしています。
甘いもの好きのご住職は、たまに他の地域に住んでいる叔父や叔母から送られてきたお菓子を出すと、とても珍しがられますよ。
法事の茶菓子の個数について
法事の茶菓子を菓子皿に乗せる個数は、1つか2つが多いです。
決まりがない分、1つだ、2つだと言われてどちらにしようか悩みますが、
親戚の方やご近所の方に聞かれたりして、
最終的は、そのご家庭で決められたルールでいいんじゃないかな、と思いますよ。
ちなみに実家では1つにしています。
法事の茶菓子を持ち帰るためには懐紙を準備
法事の茶菓子をお坊さんが持ち帰る時に、お菓子を包むために懐紙(かいし)を準備しておくといいですよ。
木製の菓子皿に懐紙を敷いて茶菓子を置きます。
弔事の時は、懐紙を上側の線が左下がりになるように斜めに折るか、懐紙をそのまま半分に折っただけでもいいですよ。
その際は、「輪」が手前にくるように置いてくださいね。
ちなみに懐紙は、お茶屋さんで扱っています。
他にも、スーパーやホームセンター、和雑貨のお店、そして100円ショップでも売っていることがあります。
祖母がお茶の先生をしていた関係で、私自身は小さいころから懐紙になじみがあったのですが、あまり懐紙に接することがない方も多いでしょうね。
そんな方は、懐紙でなくても半紙でも代用は可能です。
法事の時に茶菓子を載せる半紙の折り方は、懐紙の折り方と同じです。
ちなみに母は、仏壇にお菓子をお供えする時に懐紙を敷いたり、普段でもお友達にお菓子をお持たせするときや、ぽち袋代わりにお金を包んだりと懐紙をいろんな用途で使っていますよ。
法事でお坊さんへの茶菓子の出し方
準備として、お湯のみと茶卓、茶菓子と菓子皿・黒文字(くろもじ)などの楊枝、おしぼりとおしぼり置きをお盆の上に準備しておきます。
法事にみえられるお坊さんの法事の進め方によるのですが、軽くお話をされてから法要が始まる場合は、まずお茶だけを出すようにしましょう。
実家に見えられるお坊さんは、すぐさま仏壇の前に座られますので、なにも出さずに法事が始まります。
お経が終わったら、お茶と茶菓子、そしておしぼりをお出しします。
法事でお客さんへの茶菓子の出し方
法事に見えられるお客さんは、少し早めに来られます。
その際は、お茶だけでもいいと思いますが、時間がある場合は、お菓子は菓子器に盛り合わせておき「よろしければどうぞ」という風にお出しします。
お客さまはいつ見えられるかわかりませんので、一応は準備しておいた方がいいですね。
後は法事が終わった後、お寺さんと同じように、お経が終わったら、お茶と茶菓子をお出しします。
まとめ
法事は人がたくさん集まりますので、お湯を沸かす場合は、いつもよりポットの数を増やしておくと便利です。
親戚などからその時だけ借りておくのもいいですよ。
法事の際の茶菓子の種類は、基本決まりがありませんので、あまり神経質にならずに、
お茶を飲みながらお坊さんといろいろお話する時間を大切にされてくださいね。
こちらも参考に ⇒ お茶菓子の個別包装の場合の出し方と持ち帰りの勧め方
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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