大根を調理するときは、下茹でが必要ってレシピ本に載っていますよね。
私も一応することはするのですが、しなくてもいいんじゃない?って思うときもあるんですよ。
絶対大根は下茹でしないとダメなのものなのでしょうか?
大根の下茹でをするのはなぜなのかの理由と下茹で方法をご紹介します。
大根は下茹でしないとダメ?
大根を下茹でをする理由は、大根を厚めに切ったものは味がしみこみにくいのでしみこみやすくするためと、
苦みや辛味と独特の香りを抜くために下茹でします。
私はとても面倒くさがりで、しなくていいものはしたくないので、
絶対大根は下茹でしないとダメなのものなのか?って思ってしまったんですよね。
大根を下茹でする方法は、それこそ私も母から教わっているので昔から伝わる方法です。
ただ、大根は近年は辛みが少なく甘くてみずみずし青首大根になっていて、
そこまで気にしなくてもいいんじゃないかな、って思ってます。
冬のみずみずしい大根なんて、下茹でしなくてもすぐ煮えるし、苦みなんてないですものね。
とはいえ、夏大根はやっぱり辛みが強いので下茹でした方がいいとは思いますけどね。
大根を下茹でしたくないけど、しなきゃダメかな?って思ったら、
甘くて柔らかかったらそのまま調理するし、辛くて硬かったら下茹ですると、
薄く切って味見して判断するといいかもしれませんね。
大根の下茹で方法
まず下準備として、大根は輪切りにし皮を包丁で厚めにむきましょう。
皮と身の間の筋の内側まで向くと大丈夫です。
皮はもったいないので、漬物とかきんぴらにするといいですよ。
大根に「かくし包丁」という深さが1センチくらいの十字の切れ目を入れると早く煮えます。
あまり深く入れすぎると、半分に割れちゃうこともあるので気を付けてください。
まぁ、私はそうなったら半月にしたのよ、と言い張りますけどね。
大根の下茹方法は、水にお米のとぎ汁やなければ米を大さじ1入れて、
竹串がすっと通るまで下茹でします。
最近の大根はアクが少ないものになっているので、
とぎ汁や米がないならないでも大丈夫ですよ。
茹でていくと周囲から先に透明になるので、これでいいようにも思ってしまうのですが、
真ん中がまだ白い状態だとまだダメです。
全体が透き通ったら茹で上がりです。
そのままつけておくと大根がゆで汁をまた吸ってしまうので、
ゆで汁はすぐ捨て流水でさらします。
大根を下茹でするときに、使用する以上にたくさんの量を茹でておくと、
残った分は冷凍保存できますよ。
大根は茹でると透明になるのはなぜ?
大根の色は白いと思っていますけど、 じつは透明に近い色なんですよ。
大根おろしてみると透明ですよね。それが証拠です。
大根は透明に近い細胞や繊維質と水でできています。
細胞と繊維質の間に細かい空気の粒がたくさん含まれていて、空気の層と水の層の光の屈折率の差が光を乱反射させて、白っぽく見えてくるんですよね。
水が凍ると雪になりますけど、 水は透明で雪は白いですよね。
大根も同じ理由で白く見えるんです。
大根を煮ると 星が壊れるので空気が逃げ出して水が染み込み、光を乱反射させる屈折率の差が少なくなって元々の透明に見えるようになるのです。
ただ、トウがたつような大根は 水分が少なくなっているので、 煮たとしても白いままです。
まとめ
大根は絶対下茹でしないとダメなわけではありません。
大根次第ということなので、
ひとくちかじって味を確かめてみてくださいね。
大根の下茹で方法で透明になるまで茹でて、調理してくださいね。
たくさん茹でて、残ったら冷凍もできますよ。
大根は茹でると透明になるのはなぜか、ちょっとした豆知識です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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