春になると旬のものをいただくことがあります。
その代表的なもののひとつが「ふき」。
ふきをどさっとたくさんいただくのは嬉しいのですが、さてこの先どうしようかって悩んでしまいますよね。
なんといっても年に1・2度のことなので、下処理の仕方とか保存方法とかきれいさっぱり忘れてたりします。
ふきの茹で方とか保存方法を改めて確認するとともに、ふきの皮を剥いていて手が黒くなってしまった時の対処法もご紹介します。
ふきがたくさんある時はまず下処理
ふきがたくさんあるときにまず最初にしなきゃいけないの下処理です。
ふきは時間が経つとアクが強くなってしまうんですよね。
早速取り掛かりましょう!
1. ふきを長めに切りそろえます。
この時、 鍋の長さに合わせるということも 考え方の一つですが、私はその後の保存のことも考えて保存容器の大きさに合わせて切っています。
長めに切る理由は、 後で皮をむくときに短いととにかく手間だからです。
長いと一気にさっと剥けるので、ふきがたくさんある時は特に長めに切るようにしましょう。
2・ ふきを板ずりします。
板ずりとは、まな板にふきを揃えて並べて塩をふり、ゴロゴロとこすることを言います。
3.お鍋にお湯を沸かし、沸騰した時にふきを入れ4~5分茹でます。
4・冷水に ふきを入れて一気に冷ましてます。
すぐに全部冷たくならないので、何度か水を入れ替えながら冷ましていきます。
5・ふきが冷たくなったら皮と筋をむきます。
ふきの太い方の茎の端っこの皮を爪で引っ掛けて手前に引っ張ればスーッとむけます。
うまく剥けなかった場合は、逆方向からも試してみてください。
ふきがたくさんあるということは、皮をたくさんむかなければいけないということです。
椅子に腰掛けてゆっくりと剥きましょう。私はいつもそうしています。
ふきの保存法
ふきの皮を全部剥け終えたら、保存容器で空気に触れさせないようにたっぷりといれた水につけたまま冷蔵庫で保存します。
毎日水を換えれば7日くらいもちます。
ふきがたくさんあると7日では食べきれないんですよね。
塩漬けや瓶詰めなどの保存方法もありますが、冷凍もでできるんですよ。
ふきの煮物をたくさん作って、残ったものをそのまま冷凍します 。
少し煮汁を入れておくと パサパサ感が軽くなります。
茹でたままの ふきは、一度に調理するであろう本数ごとラップで包み、ジップロックに入れて冷凍します。
使用するときは解凍せずに、凍ったまま調理してください。
冷凍したふきは、1ヶ月ぐらいで使い切って下さいね。
フキを凍ったままめんつゆで軽くにて、塩昆布とおかかで和えてみました。
簡単ですが、ご飯のおともにいいですよ。
保存することも考えると、細めのふきは柔らかいので早めに食べて、 太めのふきを保存用に回すという考え方もありだと思います。
細めのふきをめんつゆで軽く煮て、ちくわとともに酢味噌和えをしてみました。
簡単で美味しかったですよ。
ふきの皮をむくと手が黒くなる時の対処法
原則として、ふきは茹でてから皮をむきます。
そうすることで手が黒くなることはありません。
とはいえ、とりあえず勢いでふきの皮を生のまま剥いてしまったり、作業をする上でふきを触ることでも手が黒くなってしまうことがあります。
ふきの皮をむくと手が黒くなる時の対処法として考え方は3つあります。
1.時が経つのを待つ
ふきの皮をむくと指先が黒くなるのはアク によるもので、 天然の染料みたいなものなので、時間が経つと自然に落ちていきます。
そのまま待つというのも一つです。
2.物理的に落とす
手の表面をこするということですね。
爪ブラシで洗ったり、中にはクレンザーを使う方もいらっしゃるそうです。
物理的な方法ですから、荒れる可能性もあるので気を付けてくださいね。
3.科学的に落とす
お酢や漂白剤を薄めてつけるという方もいらっしゃいます。
どちらも手が荒れやすい方にはあまりおすすめできませんが、どうしても落としたいという方は試してみてもいいですね。
まとめ
ふきがたくさんある時は、 アクが出てくるのでとにかく早く下処理をするようにしましょう。
食べきれなかったふきは、冷凍保存などをして対応しましょうね。
ふきの皮を剥いていて手が黒くなるときは、時を待つか、物理的に擦るか、科学的に白くするか好みの方法で対処してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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