ミニトマトは今とてもカラフルになっていますよね。
赤や黄色などミニトマトの色の違いで栄養素に違いってあるのでしょうか?
また、ミニトマトと普通のトマトの栄養に違いもどうなんでしょうね。
プチトマトと ミニトマトの違いについてもご紹介します。
ミニトマトの色の違いによる栄養素の違い
日本で流通しているミニトマトは50種類以上ありいろんな色があります。
ミニトマトの色の違いによる栄養素に違いがあるのです。
赤いミニトマトは、リコピンという抗酸化物質には美容効果も期待できます。
黄色いミニトマトは、ルチンと言ってポリフェノールの一種で血管強化作用があります。
オレンジ色のミニトマトは、βカロテンを豊富に含んでいて免疫力アップ効果があります。
茶色のミニトマトは、アントシアニンが含まれていてポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。
緑色のミニトマトは、クロロフィルが入っていてデトックス効果があります。
ミニトマトと トマトには栄養の違いがあるの?
ミニトマトと トマトでは、ミニトマトの方が栄養があるのです。
この差は、皮の硬さの違いによるんですね。
ミニトマトは皮が厚くて硬く、普通のトマトは皮が柔らかいです。
これにより、収穫時期が違ってきます。
皮の厚いミニトマトは、完熟で収穫されます。
ミニトマトは熟度が高いので栄養成分が多くなります。
例えは、同じ量のトマトとミニトマトの場合、ミニトマトは普通のトマトのリコピンは3倍、ビタミンCは2倍も含まれています。
一方、皮の柔らかい普通のトマトは、完熟でを収穫できませんのでミニトマトに比べて栄養成分が少ないのです。
プチトマトと ミニトマトの違いについて
ミニトマトとプチトマトはどう違うのでしょうか
同じものだけど言い方を変えてるだけなのかなって、私は思っていたんですよね。
実は、ミニトマトとは小さなトマトの総称なんです。
重さ10グラムから20 グラム程度の小さなトマトはみんなミニトマトと呼びます。
では、プチトマトとはなにものなんでしょう?
プチトマトは、ミニトマトの品種のひとつなんです。
なぜ多くの人がミニトマトとプチトマトをごちゃ混ぜにしているのかというと、小さなトマトの歴史によるものなんですね。
昭和初期にすでに小さなトマトは存在していました。
けれど、当時トマトは大きなトマトという固定観念があったので、小さなトマトは市場に出回っていませんでした。
高度経済成長期以降、都心部に人々が集中し,マンションや団地で暮らす人が一気に増えました。自宅のベランダで家庭菜園をする方が増え、昭和50年頃タキイ種苗が開発した「プチトマト」という品種の種が手軽に育てられるということで大ヒットしたのです。
そして人々は,小さなトマトのことを「プチトマト」と呼ぶようになりました。
プチトマトの種が大ヒットすると、全国の農家さんが様々な小さなトマトを栽培し出荷するようになりました。
昭和50年代後半から60年代頃にかけて、小さなトマトの総称として「ミニトマト」と呼ばれるようになりました。
その後、糖度が高くて美味しいミニトマトが次々と登場したことで、プチトマトは平成19年に販売が終了してしまいました。
しかし、小さなトマトの人気の火付け役がプチトマトだったので、現在でも小さなトマトのことをプチトマトと呼ぶ人が多いのです。
あたらめてスーパーで確認すると、確かに「ミニトマト」と書かれています。
いつの間にかプチトマトは消えていたのですね。
まとめ
ミニトマトの色の違いで栄養素に違いがあるので、好みに合わせて選んでみるのもいいですね。
また、ミニトマトは普通のトマトより栄養価が高いという違いもわかりました。
ミニトマトを、いろんな色を組み合わせて食べてみたいです。
プチトマトと ミニトマトは違いがあるというよりも、プチトマトがミニトマトの中の品種のひとつなんですね。
人知れずプチトマトが消えていたとは、びっくりしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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